こんにちは。
LIFETHINGSの菊池です。
この度、初めてのLIFETHINGSのHP内コンテンツ『STORY』を始動いたします!
『STORY』は、「インテリアをもっと身近に」「人とインテリアの関わりをもっと近くで見てみたい」というコンセプトのもと、周りの様々な魅力的な方々と対談させていただき、その方とのインテリアとの関わりを記事にしたコンテンツです。
業種はインテリアに関係した方から、一見そうではない?業種の方々まで。
『あ、自分もこんな関わりしてみたいな』や『自分もそうだったかも』と共感していただける内容も記事にできたらなぁと考えております。
是非、お時間ある際にゆっくりご覧いただけますと嬉しく思います。
さて、今回は第1回ということで!
LIFETHINGSにとってかなり身近な方をご紹介したいと思います。
観葉植物専門店fogliaの山本さん(以下山本/やまさん)です。
山本さんは観葉植物業界で長く働かれており、独立され現在は『観葉植物専門店foglia』にて店主として観葉植物の販売やコーディネートなど、多岐に渡りご活躍されております。
実は菊池が以前勤めていた会社でもお取引先であり、(というか一緒にお仕事するタイミングもしばしばでして)半分仲間のような存在の方でした。
現在も弊社のライフスタイルショップHueの商品を店舗にてお取扱いいただいていたり、イベントなどのコラボ出展をしたりと大変お世話になっている方です。
また、LIFETHINGSショールームにもfogliaさんの観葉植物を不定期でおかせていただいております。
気になられる方は是非事前連絡の上、お立ち寄りください。



菊池『こんにちは、やまさん!』
山本『こんにちは。』
菊池『さて、今回初めてこういった取材形式でお話をさせていただくかたちになるのですが、緊張されていますか?』
山本『緊張してますね〜!とりあえず菊池さんの質問に答えていきます。よろしくお願いします。』
↑いつも物腰が柔らかく観葉植物の豊富な知識をもたれている山本さん
菊池『さて早速ですが、最初に起業を意識されたのはいつですか?』
山本『前の前の会社をやめたタイミングで意識し始めましたね。で、以前の会社で働き出してからは完全にやろうと。』
菊池『じゃあ、起業される一年前くらいからといった感じですね。』
菊池『どういったら植物を扱う職業につくことができますか?これから観葉植物を取扱いたいという人たちに向けてお答えいただければと。』
山本『専門学校もあるけど、実際現場の経験をされた方が早いかもしれないですし、周りは初めアルバイトをしてから正社員として働かれる方が多いですね。』
山本『広島では観葉植物の会社って少ないかもしれません。それか、お花屋さんがやってるとか。くらいかなぁと思います。』
菊池『お外の仕事(お庭など)もされていますか?』
山本『はい。fogliaでもしています。これからもっと積極的に取り組めたらなと思っています。』
菊池『では、仕事で楽しいところと苦労するところはありますか。』
山本『楽しいところは、やっぱりお客様が無事に植物を育てれているよって報告もらう時かなと思います。楽しいというか、嬉しい。枯れずに元気してるよー。みたいな感じが本当に嬉しいです。』
菊池『里親の気持ちですか?笑』
山本『はい、そんな感じです。笑 逆に苦労するところは、枯れる原因を引き出しきれない時もあるのでそれが歯痒いですね。色とか形とかもちろんご希望に沿うようにご提案したいのですが、一点ものということもあり、なかなか難しいこともあります。』
菊池『では、ご要望なんかも含めて、お客様と密にコミュニケーション取れる方が向いてらっしゃいそうですね。』
菊池『では次に、やまさんの好きな植物を教えてください。』
山本『んー、迷いますが、、今だとシーグレープですね。なんでこの子かっていうと、節から葉っぱを出してくれるんです。普通植物って節から葉っぱを出そうとすると剪定しないとでないんです。けどこの子は突然ここから出してくれる。だから葉っぱが落ちて、上の方しか葉っぱがなくなった状態だと切り詰めてまた出させるというのが普通、というか多いんですが、シーグレープは節さえあれば途中から出してくれる。そんな不思議な独特の魅力のある植物なんです。』
菊池(さすが専門的な知識が出てきますね・・)

菊池『その植物はどんなインテリアにあうと思いますか?』
山本『やっぱりナチュラルなインテリアですね。丸い葉っぱなので柔らかいイメージですし。でも色もちょっと褪せた感じなのでシンプルな塩系というか、軽くヴィンテージっぽい、シャビーっぽいインテリアにもあうと思います。』
菊池『そのほかお客様にお勧めする植物ってどんなものがありますか?』
山本『結構お勧めできる植物って、お客様によって違っていて。性格にもよると思うんですよね。例えばお水をあまりあげなくていいサボテンなんかだと、心配性でお水をたくさんあげてしまう方には向かないなど。これまた難しいところではありますが、どういう風な失敗をしてきたかを聞いてお勧するようにしています。』
菊池『なるほど。育てる方の性格を見極めながらご提案されているんですね。』

菊池『観葉植物に興味を持ったきっかけってなんですか?』
山本『自分もよくわかんないけど笑 実家にたくさん植物があったり小さい頃よく考えたらお花を詰んで鉢に寄せたりしていましたね。』
菊池『え〜すごい。私小さい頃そんな風なことしてませんでした。』
山本『でも学生の時は全然興味なくて。でも大学に行って環境問題の勉強をしようと思って・・それからかな。』
『それでも新卒では廃棄物を扱う会社で働いていたんだけど「今やってる仕事の他に人の役に立てること何かないかな」と考えたときに、植物って酸素を作って人の役に立つじゃんと思ったとこから「植物の仕事ってないのかな」と思いはじめたのがきっかけ。』
菊池『へー!初めてしりました。そんな話を聞くと面白いですね。』
山本『で、この仕事していなかったら林業なんかも気になっていて。そのくらい本気でしたね。』
菊池『なるほど。大規模ですね。』
山本『でもタイミングよく観葉植物関係の会社が社員の募集をしていて。当時ISOが流行りの時?というかそんな感じの時期で、その会社も取得に動き出していたんです。そこで環境問題に関して勉強していた僕をその会社が評価してくださったのがきっかけですかね。』
菊池『その物事に対して、少しでも知識などあることは大切ですね。ありがとうございます。』

菊池『では、次、お仕事の道具についてお伺いできますか。』
山本『剪定バサミですかね。10年以上使っています。切れ味があって丈夫。』
菊池『100均のものなんかも使うことってあったりしますか?』
山本『それもありますが、あくまで消耗品ですね。土と一緒に切らないといけない箇所があるとかそんな時だけ使用します。』
菊池『意外です。見た目から入らなくても使えるものは使える、といったことですね。』

菊池(仕事道具の使い込まれてる感がすごい・・!)

↑10年以上使われているハサミ。愛着が沸きますね。
菊池『あとこれは暮らしを彩るにあたって必須だよっていうアイテムあったりしますか?』
(無理やり感満載ですみません。笑)
山本『あー、ドラマとか見たときに植物なんかは置いてあることが多くなったけど、鉢がプラスチック。そんなのがすごく残念です。そうではなくてちゃんと陶器鉢だったりバスケットだったり。そのインテリアにあったものをちゃんと取り入れる。細かいことですが、そうすることで彩りはとっても素敵になると思います。』
菊池『本当そうですよね。私もとっても気になります。プラスチック剥き出し・・』
山本『インテリア目線でもそうですよね、、。』
菊池『鉢はやっぱりインテリアによって変える方がいいですよね。』
山本『せっかくの空間でも少し気をつけてあげるとかなり雰囲気変わると思います。』

↑fogliaさんにて取扱の鉢。他にも大きいサイズなどたくさん取り揃えられています。
菊池『他にもこれがあると映えるよ!ってアイテムありますか?』
山本『強いて言えば、土を隠すもの。僕は麻布を使ってるんだけど。ホームセンターなんかでも売ってるし、fogliaでも販売してます。これを一巻きするかしないかで全然変わってくる。』
菊池『確かに!!これがあるのとないのでは全然違いますね。雰囲気がすごく出ます。』

山本『他にも端切れやスカーフなどなんでもいいと思うんです。インテリアの雰囲気に合わせて変えるだけでちょっと違うと思います。あとは石を乗せるのもありですよ。』

山本『ちなみに石を置く、置かないで水分の蒸発が防げていいですよ。土を剥き出しにすると水持ちが悪くなります。石を敷いたり土を隠すことで例えば夏の植物管理も随分楽になります。』
菊池『なるほどですね。ちなみにこれってたまにウッドチップみたいなものもあったりするじゃないですか。どっちがいいとかありますか?』
山本『僕は室内で使うものに関しては、ウッドチップはお勧めしないです。』
菊池『それは何か理由はあるんですか?』
山本『カビの原因になるんです。やっぱり木なんで、木が直接濡れた土なんかに接するとカビ生えがちなんです・・。』
菊池『やはり見た目がどうということもありますが、機能面も大事ですね。』
山本『もちろんナチュラルがいい、ウッドチップがいいという方も当然いらっしゃるので、その場合は月日がある程度経ったら交換していただくことをお勧めします。』
菊池『ありがとうございます。しかし、やっぱり土面を剥き出しにするのではなく、何か巻いたり置いたりするってとてもいいですね。全体的にパッと明るくなる気がします。』

菊池『では何か最後に何か一言お願いします!』
山本『まずはありがとうございました。自分のこれまでを振り返るきっかけをいただけましたね。笑
少しでもこのインタビューを通してインテリアやグリーンを身近に感じていただけると嬉しいです。また、LIFETHINGSさんとはイベントなどもたまにコラボさせていただいておりますので、もし機会があればお立ち寄りください。よろしくお願い致します。』
菊池『それではSTORY第一回目はfogliaの山本さんでした!ありがとうございました。』

【今回登場山本さんのお店、fogliaの詳細】
Green shop foglia(フォーリア)
〒731-0103
広島県広島市安佐南区緑井6-19-2(フォーアンツ内)
http://foglia.garden
info@foglia.garden
※2021年3月移転OPEN予定
詳しくはHP・インスタグラムなどでご確認ください。
