CASE STUDY

21.03.15 アイ工務店 新下関展示場

こんにちは。ライフシングスの菊池です。

かなり期間があいてしまっておりますが、本日は昨年3月にOPENしたアイ工務店下関展示場についてご紹介させて頂きます。

アイ工務店様HPより画像拝借させて頂きました。

場所が広島から離れていて、この当時は山口オフィスも設置していない状態でしたのでどうなるものかと思っていたのですが、大阪の本社にあるデザインチームと一緒に進めさせて頂きました。

展示場はかなり広く、半階層ずらしたスキップフロアを多用し、来場いただいた方に楽しんでいただける作りになっておりました。
広さもあるため、まるで迷路のようにもなっており、デザインを担当させていただいた私も展示場に慣れるまで時間がかかったくらい^^;笑

しかし、設計もかなりのクオリティです。
何度も何度も手直しされており、導線設計も余念がなく、デザインと同時進行で仕上げていたので私としてもかなりの時間を要しながら、実際にデザインチームの方々とも大阪で詳細の打ち合わせをし、完成しました。

(色打合せと仕様の確認をしている風景です^^)

今回のテーマとしていただいたのが「海を感じれるカルフォルニアテイストにしたい!」とのことでしたが、これをどうアイ工務店様の既存のモダンなテイスト(世界観)に予算内で落とし込むかが難しいところだったのですがなんとか形に。

特に1.5階から上の階に関しては和室・子供室・寝室・テレワークスペース・シアタールームの他、打ち合わせ室(コーナー)が3箇所、キッズルーム、事務所とたくさん見応えがあるのですが、それぞれテイストも異なるので、今回はLDKを中心にご紹介させてください。

(ぜひお近くの方は実際の展示場でご覧いただけますと嬉しいです!)

まず、LDKに入る前から感じていただけるものとして、こだわりのフローリング!
こちらのフローリングは永大産業さんの銘樹ロイヤルセレクションシリーズ。レッドオークです。

(今回建材はほぼ永大産業さんでさせていただいております)

フローリングって2枚はぎ、3枚はぎなど種類があるのですが、今回はランダムなデザインのものを。
(フローリングはおおよそ300mmの幅になっているのですが、これを見た目上2分割したものを2枚はぎ、3分割したものを3枚はぎといいます)

ランダムにすることによって木目の美しさが活き活きと伝わってきます。少し2枚はぎよりはカジュアルな印象になるのですが、そもそもの素材感がかなり上質(!)になるので、今回はラフな感じで。
銘樹ロイヤルセレクションシリーズは挽き板なので、天然木のあたたかみを感じていただけます。やはり突板もいいですけど、挽き板っていいですね^^
社内研修の際にも、「私がもし自宅を建てるとしたらフローリングは挽き板!」と常にスタッフには言っております笑

そして、そのフローリングを実はもう一箇所使用したところがございまして・・
それがこちら、リビングの壁!です。

壁一面にヘリンボーンの挽き板を使用しました。クロスでも十分雰囲気はだせれるかなと思っていたのですが、やはり天然木の風合いだと雰囲気が違いますね。
永大産業さんに無理を言ってお願いしました・・。
(元々床用なので、完全に自己責任でお願いいたします)

そのほかリビングにはリクシルのタイルを使用し、床をさげることでダイニングスペースとゆるやかに分離しながらも奥行のある空間になりました。ちなみにテレビボードは使用せず、カウンターのみの仕上げとさせていただいております。
化粧柱部分はアイカのオルティノを使用しています。

そして家具や小物・照明・ウィンドウトリートメントへのこだわりも。

今回家具はREMBASSYのMANIソファを採用。
キャンバス地でよりざっくりとしたリラックス感ある雰囲気に。また強度も比較的しっかりとあるので、たくさんの方がご来場時座って頂けるものにしました。
見た目の重心の重さとは対照的に、普段使いもしていただきやすくついつい寝落ちしてしまうような、ちょうどいい硬さ。
思い切って色は彩度が低めなカラートーンの2色にし、空間のポイントとしての役割を持たせました。

中心部にあるものはmodaencasaのAPPOLOシリーズ。
コーヒーテーブルとサイドテーブルをサイズの違う同じシリーズで統一しました。
コンクリートというトレンドの素材感ですが、ロウで表面をきれいに仕上げてあるので日常での使用も気軽にしていただけます。
角が取れた丸いフォルムにより、お子様にもけがの少ないよう配慮しました。

照明はアートワークスタジオBishopペンダント
ニューヨークのダイナーのイメージなだけあって、カルフォルニアテイストにもよく合う感じに◎
シェード部分は乳白色のガラスになっており、ふんわりと周りを照らしてくれます。

一方、キッチンは国産のダイニングテーブルを。
極力色が分散しないよう、ここは床と統一感を持たせました。
脚がすっきりとしているタイプのため、空間にもなじんでくれています。

チェアは関家具のもの。
こちらもダイニングテーブルに合わせて、脚がブラックに塗装されたすっきりとしたものを採用しました。

鉄骨階段にも合っていて、いい雰囲気です◎

見切れておりますが、キッチンはリクシルのリシェルSI。
ステンレス調のキッチンでスタイリッシュな雰囲気を出しました。
(レンジフードはダクトレールにあわせてブラックにしております)

今回アクセントとなるカラーがブラックなのですが、空間に程よく効いていていい感じになりました!

 

本当はLDKのみのご紹介とさせて頂いていたのですが、おまけでもう一か所。

1.5階の和室も雰囲気でております・・!

つきあたり奥に壁をふかし、間接照明を入れました。
渋めなレッドのクロスはシンコーにて。両サイドの壁はざらっとしたテクスチャーでサンゲツのもの。
天井のもやがかかった石目調のクロスもサンゲツ。
アイカのハイグロスポリ化粧板でクールに仕上げました。

間接照明に照らされている奥のパネルは永大産業のアットウォール(さざなみ)です。

板幅が短く波部分を揃えるのが大変なのですが、現場の方に頑張って貼っていただきました^^

家具提案時の資料(一部)です。これとは別に雑貨も納品させていただきました。
初回提案からは大きく変わってしまった部分もありますが、今回は3階までの詳細の資料作成もあり、それなりに時間がかかりました・・!

実際にサンプルを取り寄せて一つずつチェックをしつつ、ご提案させていただきました。
ご協力いただきましたメーカー様、ありがとうございました!

 

今回はこちらで以上になります。

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励みになりますので感想などお気軽にお寄せください。

今後ともよろしくお願い致します^^

 

ライフシングス 菊池

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